【108】 長崎港外に浮かぶ夢の島・伊王島


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先日、長崎港外に浮かぶ 伊王島を訪れた。
長崎港 出島の波止場で、野母商船の伊王島・高島行き 大型高速双胴船 コバルトクイーン号に乗り込んだ。
満員の乗客を乗せて、定刻 10時15分に桟橋を離れると、船は 反転させて向きを変えた。
「 アレッ? 」
午前の日差しを避けて 三菱長崎造船所飽の浦ドックを見るため右側に陣取ったつもりだったが、船の前後を勘違いして左側の席に座っていたので、景色が反対になってしまった。

出島ワーフ、水辺の森公園が目の前に広がり、南山手の景色も 思いのほか近くに望むことが出来た。
南山手の町々を眺めていると、いつの間にか 港口付近に架かる長大な女神大橋が目の前に迫って来ていた。
女神大橋の下を過ぎて程なく、左前方に三菱長崎造船所香焼ドックの巨大なクレーンが見えてきた。
港外の景色に気をとられているうちに、突然、伊王島港に入港することを知らせる汽笛が鳴り、驚かされた。
桟橋に着き 約半数の乗客を降ろした船は、次の高島に向けて すぐに出港した。
終着の高島港まで まだ乗っていたいような、余りにも短い、20分の快適な船旅であった。

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             ※ 出島ワーフ

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         ※ 女神大橋(右は長崎造船所飽の浦ドックのクレーン)

実は、子や孫たちを入れて 快団爺一家総勢 8名は、二泊三日の夏休みを過ごすため、10数年前から 毎年 伊王島を訪れているのである。
さて、私たちは、船を降りると 波止場の近くにある リゾートホテルに荷物を預け、ホテルのバスで海水浴場に直行 し 半日を楽しんだ。
スペイン語で コスタ・デル・ソル「太陽の海岸」と名付けられている伊王島海水浴場は、設備も整っており、なにより水がきれいで、穏やかな波、きめの細かい砂浜が売りとあって、子供たちに人気がある。
「 隣の島の高島海水浴場も 綺麗で素晴らしい 」
娘の情報で、翌日は、長崎港から来た 前日と同じ高速船に乗り、僅か 15分の船旅を楽しみながら高島に向かった。
高島海水浴場も 人出は多かったが、情報に違わず、施設も良く整い 砂浜も海水も綺麗で、終日、気持ち良く 海水浴を楽しむことが出来た。

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             ※ 伊王島海水浴場

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             ※ 伊王島海水浴場

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             ※ 高島海水浴場

伊王島は、むかし炭鉱の島として栄えたが、閉山後は寂れる一方であったのを、池下守前町長を中心に マツハヤの前社長ほか関係者が努力して、リゾートアイランドとして生まれ変わらせた。
5年前、この施設は 経営者も変わり、温泉を掘って、「 長崎温泉・やすらぎ伊王島 」 として衣替えをした。
近年、宿泊ばかりでなく、日帰りでこの温泉を楽しみに訪れる客も多い。
夏場は、温泉浴と海水浴をセットで楽 しむ人が多く、隣の高島にある海水浴場も 人気急上昇していることもあり、野母商船は、しばしば 臨時便を出すほどである。

この島は、温泉と海水浴だけでなく、見るところも多い。
西南側海岸には、若者向きの 広々としたきれいな千畳敷岩場がある。
往復が崖道のため 訪れる人も少なく、海風に吹かれ波の音を聞きながら、終日 のんびりと過ごせる デートスポットである。
また、ホテル近くの沖之島天主堂を訪れたり、立派な道路の沖之島一周 サイクリングを楽しんだり、島の北端にある 灯台公園の夕陽ヶ丘展望台で五島灘の真っ赤な夕日を堪能することもできる。
自転車が苦手な人は、島を周回する コミュニティーバスでの観光もできる。
都会の俗塵にまみれて生活している人にとっては、きれいな空気、さわやかな風そして素晴らしい景観が楽しめる夢の島ではある。

ところで、案外知られていないが、伊王島には 俊寛の墓があるのだ。
平安時代 治承元年、平氏打倒を企てたとして 平清盛から喜界ヶ島に流されたとされる、あの 後白河法皇側近の俊寛僧都である。
喜界ヶ島は鹿児島県の硫黄島であるとする説が有力であり、そこには墓もあるというが、ここ 長崎・伊王島の郷土誌でも、俊寛僧都は この伊王島に流され 食を断って自殺 したとされているから、面白い。

2年後平成22年には、池下前町長中心に必死になって運動してきた、町民待望の本土に繋ぐ伊王島架橋が完成する。
長崎市と合併し、また この架橋によって、島(?)の新たな歴史がまた始まるだろう。

 そこで二句
  俊寛も 帰島に迷う 盂蘭盆会 (快団爺)
  休養に 取った休みで 疲れ果て (快団爺)


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             ※ 高島海水浴場

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             ※ 高島海水浴場

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             ※ 高島海水浴場

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             ※ 伊王島海水浴場

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             ※ 伊王島海水浴場

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             ※ 伊王島海水浴場

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            ※ 高速船 コバルトクイーン号(伊王島港)

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             ※ アイランドの夜明け

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             ※ 伊王島大橋の橋脚(工事中)

※ 冒頭の写真は、やすらぎ伊王島


この記事へのコメント

いいだこ
2008年08月22日 19:45
孫が7月21日に来て 今月23日に帰る。
御盆は先祖供養で忙しく、海水浴は連れて行けなかった。
来年は 高島に行こうと、爺様の写真で決めた。
長崎はまだ 良い所一杯あるのですね。

仮分数
2008年08月22日 19:47
伊王島の米倉さんから「来いよ 来いよ 魚美味いぞ」との便りが来ていたのだが、ついつい行けなかった。
爺様のブログで 今にも行きたいと思う。
明るいニュース 有難うございます。

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