【65】 西瓜の空中栽培


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今年も、鵲声庵の裏庭のフェンスに西瓜が生った。
普通、直径14センチ程の小玉スイカである。
大きいのは、横周り直径17センチ 縦長さが20センチのもある。
昨年は、5本の苗に15 個の実を付けたのに、今年はずぼらして牛糞堆肥を施らなかったからだろうか、同じ5本の苗に10 個しか生らなかった。
西瓜も現金なものだ。

じつは、昨年裏庭の畑に初めて西瓜を植えたのだが、畑に埋めた生ゴミの南瓜の種が勝手に芽を出し、大きく育って八方に枝を広げピーマンや枝豆をなぎ倒し、我が物顔に狭い畑を駆け回り占拠したため、西瓜が隅に こみやられてしまった。
やむなく西瓜の茎先をフェンスの方に伸ばしてやったところ、フェンスに登り 調子 よく立派に育ったので、今年は、最初からフェンスの傍に植えて上向きに誘導し、ゴーヤと共生させたのだ。
今年も南瓜が芽を出したが、可哀相だったけど お引き取り願った。

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西瓜は、ゴーヤのようにツル性の茎で、しかも巻きひげをもっているから、しっかりフェンスに茎をからませ、上手に這い登ってくれる。
ただ、上まで登ってしまわないように、時々、茎の先端を横方向に向けてやる。
実を付けて大きくなると、フェンスの細い針金にからんだ茎が自重で折れ曲り、切れそうになってしまうから、ある程度実が大きくなったら、網袋に入れてぶら下げ フェンスに括り付けて支えてやる必要がある。

本来地を這わせて育てる西瓜を空中栽培して、可哀相な気がしないでもないが、小玉西瓜なら狭い庭でも都合良く育つし、玉も綺麗だし、味も良く、結構ずくめの栽培方法だ。
そして何より、小玉西瓜は丸のまま冷蔵庫に入れられるのが良い。

昨年は、自らフェンスに挑んだ南瓜も、網袋にぶら下げられて立派に実を太らせたから、つる性で巻きひげのある西瓜や南瓜は、もともと樹木などを攀じ登る習性があるのだ。
しかし、このような空中育成は、巻きひげが絡み付く場所と実が付く場所にもよるが、1,2 本の巻きひげ と細い木の枝だけでは大きい果実の重さには耐えられず、ずり下がったり 蔓が折れ曲がったりしてしまうので、果実が大きくなるために 自然と地を這うようになったのだろうか。
ところで、西瓜や南瓜など土を這う つる性植物の巻きひげは、雑草などに上手に巻きついて、強風に煽られないようにしっかり固定されているのには感心する。

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西瓜は、ツル科かと思ったら、ウリ科スイカ属の果実だそうだ。
ツル科は鳥の分類か。
原産地は南アフリカで、11世紀にシルクロードを経て中国に伝わったものだという。
西域から伝わった瓜だから、西瓜なのだ。
日本へは17世紀に隠元禅師が持ち帰ったと伝えられている。
江戸時代は、実の赤い色が気持ち悪いと、あまり好まれなかったらしい。

ところで、南瓜は南方から伝わったからではなく、中国から渡ってきたので南京瓜と書き、それが略されたものだという。
中国から来たという意味では唐茄子の名も同じだ。
いや、南蛮人から伝えられたから南蛮瓜で、それが略されて南瓜になったのだというポルトガル説もある。

子供の頃、カボチャは 「唐茄子、南瓜のアンポンタン!」 と囃しことばに使われていた。
我が家では毎朝、味噌汁にはカボチャを少し入れて隠し味にしているが、どうしてあんな美味しいものがアンポンタンの代名詞になったのだろう。
味ではなく、田舎風なゴツゴツした姿からの発想だろうか。

呼称のカボチャは、ポルトガル語で 「カンボジア瓜」の略だというが、南北アメリカ大陸原産が何故カンボジアなのだろう。
また、南アメリカを席捲したポルトガルが、どうしてフランスが押さえたアジアの国の名をつけたのか興味がある。

そんな ややこしい話は措いて、
私の少年時代の夏は、朝、井戸に吊るして冷やしていた大玉西瓜を、海水浴から帰ったら、早速引き上げて食べるのが最高の楽しみだった。
勿論、冷蔵庫なんて ない時代だ。
冷蔵庫で冷やした西瓜より、味が良かったような気がする。

 そこで一句
  井戸時代 スイカ 丸々 今 半分 (快団爺)
また一句
  我が庭に 褌復活 クールビズ (快団爺)

 ダジャレで もう一句
  西瓜 ドロ 垂下に見とれて 誰何され (快団爺)

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まだ良く熟れてなかった。残念---



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この記事へのコメント

仮分数
2007年07月30日 12:03
井戸のつるべ でなく、フエンスの西瓜楽しいですね.快団爺様のアイデイアニは敬服します.我家の隣の畑には 西瓜 南瓜がもうすぐ収穫時期ですが,早朝から 数羽のカラスが狙っています.一部は狙われました.人間から判らないように巧く 工夫して食べているのに、感動してましたら 池の金魚が食われてしまってました.隣の不孝は自分に戻るのですね.
さぶ
2007年07月30日 14:13
西瓜泥棒さんが誰何されたのは、宵祭りの振る舞い酒で、酔臥していたからでしょう。
さぶ
2007年07月30日 17:16
追伸
私も、来年、猫の額の裏庭にフェンスを作り
小玉西瓜を植えてみましょう。


ひとちゃん
2011年07月14日 20:44
初めまして、私も空中栽培に挑戦した空中栽培1年生です見よう見まねでのやっていたらスイカの重みでせっかくの1番なりが、みごとにぶち切れました。ネットのささえがゆるかったのかなあ2番なりからはささえをしっかりしたいとおもいました。アドバイスおねがいします
2011年07月18日 20:06
ひとちゃん
コメントありがとう。
空中栽培のスイカに穿かせる小さい袋状のネットが、家庭菜園のツールなどを売っている店にあります。
小玉スイカが直径10センチほどになれば、ネットを穿かせ、蔓に加重が掛からないようにビニールタイでフェンスに吊り下げればよいと思います。
成功を祈ります。
ひとちゃん
2011年07月19日 15:23
ありがとうございます。
我が家はアーチにしてあります、台風6号?が近ずいてアーチごとひっくりかえるのではと心配しています無事に台風が過ぎていきますようにといのるばかりです。

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  • 【103】 カボチャ、倉庫の壁を よじ登る

    Excerpt: 初夏になると、生ゴミの野菜屑を埋めた畑のあちこちに カボチャが芽を出すのは例年のことで、放っておけば、蔓と葉っぱ ばかり大きくなって、我が物顔に狭い畑を席捲してしまう。 だから、可哀そうだな.. Weblog:  快 団 爺 の 戯 言 racked: 2008-07-11 21:02