【51】 大村公園の桜吹雪 と 花の絨毯 


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平成10年4月3日、ポルトガル・シントラ市のエシュトレラ市長が大村市を訪れた時は、ちょうど桜が満開であった。
戦国時代、キリシタン大名で知られる大村純忠がヨーロッパに派遣した四少年使節がシントラを表敬訪問したことから、シントラ市と大村市は姉妹都市の縁を結ぶことになり、私が前の年シントラ市を訪問した返礼として来訪されたものだ。

大村城跡にある大村公園は、「 日本の桜名所100選 」 に選ばれている桜の名所でもあり、記念植樹のため市長を案内したところ、公園の桜は猛烈な花吹雪で賓客を大歓迎してくれた。
花吹雪が市長に纏わりつくように斜めに舞い散る様は、市長がかつて映画女優の経験もあるという女性だけに見事な絵になっていた。
「 日本では、このように一斉に舞い散る花が吹雪に似ていることから 『 花吹雪 』 と言います。 日本人は、万朶の桜と同じように、この桜吹雪も大好きなのです。綺麗ですね 」 と、やや誇らしげに話した。

ところが、シントラの市長さん、「 私は、花びらを敷き詰めた絨毯が好きです 」 と澄ましておっしゃったのだ。
一瞬、意外な思いをしたが、あらためて足元を見ると、歩道には桜の花びらが幾重にも隙間なく張り付き、ピンクの絨毯を敷き詰めたようになっていた。
『 なるほど、これが西洋の女性の感覚なのか、言われてみると、たしかに花の絨毯も捨てたものじゃないな 』 とあらためて感じ入ったことだった。

 そこで俳句を三句
  宴待つ 花の絨毯に 薄日差す (鵲声)
  花吹雪 赤信号の 主張し居り (鵲声)
  花びらの 吹き寄せられし 宴跡 (鵲声)


※ 【52】 近代公園造りの先駆者 祖庭 「長岡安平」
    http://kaidanjii.at.webry.info/200704/article_2.html
※ 【89】 さくら名所100選の地 大村の桜
    http://kaidanjii.at.webry.info/200804/article_2.html


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 ※ 写真は大村公園の桜(染井吉野)。 染井吉野が済むと八重桜が続く。
   八重には、天然記念物の「大村ざくら」も混じる。
         

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この記事へのコメント

さぶ
2007年04月07日 12:25
家の中でも靴を脱がない習慣がある西洋の女性は、絨毯に対して日本人とは違った感覚があるのでしょうか。
それにしても、大村の桜は見事ですね。
写真の腕が良いからですか。
カメラが上等だからですか。失礼。
今回は川柳なしですが、快団爺さんの俳句も中々のものです。

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