【17】 かかぁ天下と浮気と停年


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先日、後輩某と、久し振りに長崎の浜ん町でぱったり会った。
私の知らない、すらっとした中年美人と一緒だった。

「 やあ、お久し振り…。どうしてる?」
彼は、美人から少し離れたところに行き、
「 ご無沙汰してすみません。 お元気そうですね。 私ももう停年で、来年 3月までなんです 」
「 えっ、もうそんな・・・」
自分が古希になったことはすっかり忘れて、この男がもう停年なのかと驚いた。

「 もう そんな歳かなぁ。まだ若いよ君は。少し元気ないけど再就職決まったの? 奥さんどうしてる…、お元気?」 

奥さんは美人だけど、『 かかぁ天下 』 なのだ。
彼は、何回か浮気していつも家庭争議を起こし、私も間に入って収めたことがあった。
出世に縁がないけど、艶福家で何となく憎めない男だ。

「 再就職は未だ決まってません。 敵将とは今別居していて、別れようと言っても応じてくれんとです 」
憤然として、「 『 年金半分分け取り法 』 を待っているとじゃないでしょうか 」
( 「 こりゃぁ、穏やかでないなぁ 」 )
「 そんなことはなかろうけど・・・。  ところで、あの女の人きれいだね 」
それには 「 ええ、まぁ 」 と曖昧に答えた。 
昔の相手とは違う人のようだった。

「 それじゃ、また・・・。 元気でな 」
更に、口の中で 「 人生、大いに楽しめや 」 と言って別れた。
『 元気でな 』 と言ったって、もう停年なのに また新しい美人を相手にしているのだから、これ程元気で羨ましいことはない。
( 羨ましいって、何が・・・)

人生 いろいろ だ。

 そこで、『年金半分分け取り法』 を記念して三句
  待ちかねた 年金妻が 持って去り (快団爺)
  慰謝料に 年金もつく 浮気代 (快団爺)
  浮気離婚 年金分けて 未だ懲りず (快団爺)

  
 折角だから、なんだかわからないけど、『かかあ天下太平法』を祝して二句
  嬶ぁ天下 夫を「主人」と 紹介し (快団爺)
  嬶ぁ天下 押し売り来れば 亭主立て (快団爺)

この記事へのコメント

仮分数
2006年10月16日 15:04
非常に羨ましい限りの、ロマンスです。その方は 懲る と言う事をエンジョイしている。家庭争議も楽しむのです。快団爺様も一つくらいは?
あられませんか?
悪徳なんか恐くない
2006年10月16日 19:40
後輩某には、嫁さんもなく、一緒に暮らそうと思っていた愛人には逃げられ・・・なにやら寂しい影がちらつきます。人間、暮れ時こそ何とやら、かと。
島の太陽
2006年10月18日 11:30
後ろから2句目:主人から「主人」と紹介されるときの当惑ぶりが目に見えるようです。
何なんでしょうね、”主人”とは・・・。
仮分数
2007年03月08日 10:16
楽しく 拝読しました.
今朝の新聞広告。女房と仲良くなる秘訣。
①愛にもルールがあった.
②相手の欠点を指摘すると更に悲劇が!
③変えられるのは自分だけ
④「口やかましさ」が不仲の原因
⑤欠点は片目で見る
⑥デリケートで壊れやすい男のプライド
⑧聞き上手になる
⑨夫婦間で特に多い「ありがとう欠乏症」
⑩注意するより誉める方が何倍も効果的
⑪男女の脳はこんなに違う
⑫男らしさ女らしさで幸せに
⑬意外と知らない男女の性の違い

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