【99】 長崎バス川柳 と 木炭バス


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「 長崎バスが、『バスのある風景』 の題で 川柳を募集しているよ 」
今年の2月、隣の市に住んでいる息子からメールがあった。
「 家族みんなが、頭ひねりながら がんばって応募しているけど、 お父さんも投稿したら・・・ 」
どうか という挑戦だ。
入選した投稿句は、今年4月から12月までの三期に分けて、路線バス車内に展示されるという。
「 よう し! やったろか・・・ 」
川柳狂いの快団爺が張り切ったのは言うまでもない。

ところが、いざ勝負となると、なかなか良い句が捻り出せない。
私は、父が西彼杵郡内で教員をしていた関係で、少年時代の大半を 西彼杵半島、野母半島で過ごしたから、路線を走っている長崎バスは思い出が多い。
特に、尻に燃焼罐を背負って のんびり走っていた 「 木炭バス 」 は、私の目に焼き付いている。
始発の川原バス停で、運転手さんが、罐に取付けたヘアードライヤーのような送風機を回して木炭を熾す、ガーガーという音と鼻を刺す臭いも、忘れがたい私の原体験である。
バスが動き出すと、罐を乗せているバスの尻の棚は 取っ掛かり易かったから、子供らは 熱いのを我慢して ぶら下がりながら、次の停留所まで走るのである。
句を作ろうとすれば、つぎつぎに子供の頃が思い出され、どうしても、その域をでない。

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             ※ 木炭バス(神奈川中央交通復元車)

「 こんなのどうだ、いやこれが良い。 えぇーと、バス、バス、バス・・・ 」
バス(ふろ)に入って、自作自薦しているうちに 湯あたりしてふらふらになってしまい、せっかく作った句が飛んでしまった。
寝床に入ってからも、バス川柳が頭からはなれず 目が冴えて、とうとう深夜2時ごろ起きだしてしまったりもした。
そんなアホな日が 2,3日続いた後、「 素人の川柳なんてものは、いろいろ考えず パッと閃くのが良いのだ。」 と アホなりに悟って 落ち着いたものの 、やはり、これはと言えるほどの句は閃き出せない。
それでも なんとか捻り出した数句を 投稿して、そのうち忘れていた。

「 お父さん オメデトウ!」
4月になり、息子からのメールが入った。
長崎バス 関係サイトに、入選作 273句のうち 第一期(4月~6月)掲出分 91句が発表されており、爺の句 と 嫁さんの句 が選ばれているというのだ。

  定年の 朝はバスにも 礼を言い (快団爺) 
  満員ですと 置いてかないで 私だけ (プチ・ダイエット中)

プチ嫁さんの句は、ビギナーにしては 率直で なかなかの秀句である。
冷や汗をかいたが、 親爺としても 遅れをとらず、先ずはベテラン(?)の面目を保った次第ではある。

 そこで一句
  原油高騰 埃を払って 木炭車 (快団爺)

【追記】
10月に、長崎バス 川柳 第三期(10月~12月)掲出分の入選発表があったが、快団爺の孫の句が入選していた。  
  ばあちゃんに 席を譲られ 苦笑い (骨折少年)

中1 の少年らしい良い句だ。


  ※ 長崎バス川柳で 《銀賞》 12/29 
     http://kaidanjii.at.webry.info/200812/article_2.html

  ※ 木炭バスの写真は、Wikipedia より転載


この記事へのコメント

仮分数
2008年06月14日 18:18
バスのある風景
入選川柳の全て拝見
優しい優しい人間の心を頂きました
おめでとうございます
御嫁さんのは どれか 想像しています
多分 これです!
家内が言いました
仮分数
2008年06月14日 18:22
やっぱり そうでした。
御嫁さんのは
満員ですと置いてかないで私だけ
何となく 想像して ニヤニヤしています。
ゆっくりと
爺様のブログ見て 諫早市 ブチ・ダイエット中さんと分かりました。
私はダイエット成功しました。
さぶ
2008年06月16日 09:44
「木炭バス」・・・、そろそろ後期高齢者になろうかという私たちにとっては、とても懐かしい。
長崎バス→木炭バス、と連想される爺様は、まさに私たちの年代です。

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  • 【120】 長崎バス川柳で 《銀賞》 獲得!

    Excerpt: 「 ん? 何だろ・・・」 暮れも押し詰まった 25日、長崎バスから大きな封書が届いた。 『 ご入賞おめでとうございます !! 』 開けてみると、いきなりお祝いの言葉が入った文書が目に.. Weblog:       快 団 爺 の 戯 言 racked: 2008-12-29 19:40