【84】 啓蟄、中国では驚蟄


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今日は啓蟄、気温13度、北寄りの風は冷たいが、風が当たらず日が射す場所は暖かい。
鵲声庵の庭からは、昨日の黄砂が うそのように、大村湾を隔てた対岸の琴ノ尾岳がクッキリ遠望できる。
夜来の雨のお陰で花粉症の涙も出ず、久しぶりに気分爽快だな と両手を挙げて深呼吸をしたら 4,5発大きな くしゃみを連発した。

冬の間、庭の手入れを怠っていたら、温暖化のせいか 本格的な春を待たず、雑草が生い茂ってしまった。
これでは、虫達も土から這い出しにくいだろうから、明日は 草むしりを せずばなるまい。

啓蟄は、二十四節気の一つで、立春の30日後 ( 雨水の15日後 )、太陽暦では 3月 6日頃に当たる。
昨年は 3月6日だったが、今年は 5日になっているのは、閏年だから なのだろうか。
川辺の柳も芽吹き 桃の花が咲き始める頃に、大地も温かくなって、冬籠りしていた虫達も穴から這い出て来る意だという。

中国では「驚蟄」と書くらしい。
漢王朝6代皇帝の諱(いみな)が「啓」であったことから、「驚」に変えたといわれる。
唐代になり帝の諱を避けなくても良くなって、「啓」の字に戻された頃に、日本には伝わったという。
しかし、中国ではその後、使い慣れた「驚」の字に また戻されたので、現在も「驚蟄」と書かれているのだそうである。

中国では、皇帝の諱になった字は、その帝国が続いている間は、憚って 使われなかった。
人の名前に限らず普通名詞までも、たまたま同じであれば、その字から「点」や「一」を除いたり加えたりして適宜文字を改造し、或いは、同音または同意の別の字に変えたりしたという。
ために、中国では、似たような改造文字や字を変えた熟語が創られ、漢字が膨大な数に上った。
一時期整理されたようだが、今使われている漢字の中にも、未だ活きているのがあるという。

そんな難しいことは、さて措いて、今日のニュースでは、桜の開花予想が報じられていた。
もう、春はそこに来ていたのだ。

 そこで二句
  虫なみに 外に出た爺 花粉症 (快団爺)
  啓蟄も コンクリート張りで 虫の息 (快団爺)   

 昨年の一句
  啓蟄に 浮気の虫も 動き出し (快団爺)



この記事へのコメント

仮分数
2008年03月08日 09:33
大木の陰に隠れて 大きな虫から身体を守られていたのに、温かい春になると、お世話になった大木を蝕む。
人間の世界では 裏切りと言う
そんな状況が多いのを見て、正義?の虫が首をもたげる時期にきているのでは。
 知事も県議も市長も市議も 四年に一回の就職試験に望まなければならない。
 不採用とするのは市民 啓蟄で起き上がった 虫一族である事を理解しなくてわ
さぶ
2008年03月09日 13:16
中国の皇帝の諱になった字は、憚って、そのままでは使わず、改造するなんてことがあったんですね。
そのために、漢字数が膨大になったとか。
面白い話ですね。初めて知りました。
ところで、「一」の字だったら どうするのでしょう。一を加えたら意味が変わるし、除いたら無くなってしまう。
今晩、眠られなくなりそうです
無伴奏ソナタ
2008年03月09日 21:13
一雨ごとに、暖かくなる日々です。
小人が右往左往している間に、虫も出て来ました。

春にのぞいた仕事の虫を、心新たに、大事にしていきます。

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