【83】 にんにく の日は、閏年だけ 4年に1回


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2月は逃げ月という。
今年は 閏年で、1日多い月ではあったが、あっという間にすっ飛んで行ってしまった感がある。
閏年の解説には、太陽の運行がどうとか 難しいことが書いてある。
要するに、暦を、太陽の運行…と言うよりも、地球の運行に合わせるために、平年を 1年 365日とし、4年に一回 366日の閏年を設けて、2月を 29日としたということである。

ところが、単純に それだけで良しとする訳には行かないらしい。
閏年は、西暦年が、「 4 で割り切れる年 」 で、「 100で割り切れる年 は除く 」 が、「 400で割り切れる年は含める 」 ことになっている。
そこで、400年に 3 回だけは閏年を設けないことになっているらしい。
なんと、ややこしいことだ。

暦は、2月だけが 28日で、30日の月は 2、4、6、9、11月 、残りの月が 31日 と、これといった法則もない。
ややこしいので、 小学校の時、「 西向く士(サムライ) 」 と教わった。
私は学生の頃、例えば、奇数月は31日、偶数月は30日 ( 1月を 調整月にして、平年は29日 ) にすれば、極めて簡単で覚えやすいのに、どうして そのようになっていないのだろうかと思っていた。

快団爺の言うとおり、かつて一時期、そのように決めていた時があったという。
実は、現在 使っている暦の原形の一つでもある、 ローマ帝国のユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー) が、ギリシアの数学者 ソシゲネス に命じて 改定させた暦 〔ユリウス暦〕では、奇数月は 全て31日、偶数月は 調整月を除き 30日になっていたのだ。
当時の暦は、March(今の3月)から始まり、February(今の2月)が12番目の月だったので、この最終月を調整し、29日(閏年は30日)に していた。
その折 彼は、自分の生れ月である 5番目の月(今の7月)を 、自分の名 ( ユリウス = J ul y ) に変えたといわれている。

ところが、シーザーの養子で、彼が凶刃に斃れた後 その後継者となった ローマ帝国初代の皇帝オクタウィアヌスが、自分の生まれ月である 6番目の月(今の8月)の名 「 アウグストゥス 」(= August 尊厳の意)を 自分の尊号に決めた時、この月が30日であるのが気に喰わず、August を 31日に変えて、以降を 順次ずらしてしまったという。

なんと、ローマ皇帝の我儘で決めたことが、今の時代に猶 生きているとは…。
「 ローマは偉大なり !」

ところで、「 うるうどし 」 の漢字は、「 閏年 」 と書き、「 潤年 」 とは書かない。
予ねて、なぜだろうと思っていたら、NEC121wareニュースに情報が載っていた。
中国では、うるう日には、王は政務をせず、門の内から出なかったので、「 閏 (門の中に王) 」の漢字になった。
それを 「 潤 」 と書き間違えたことから、「うる(お)う」という読みになったという。
「 なるほど 」

さて、2月29日、「 今日は何の日?」 か ご存じだろうか。
そう、2・29 で 「 にんにくの日 」 なんです。
この日は、4年に一回 しかない日なのです。

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青森県は にんにくが特産で、田子(たっこ)町や七戸(しちのへ)町、東北町などは、その産地として知られている。
4年に一度、閏年の2月29日には、田子町と七戸町で、多彩なイベントなども盛大に催されるらしい。
夏は、北東寄りの冷湿な山背風(ヤマセ)が吹き、内陸盆地特有の 昼夜の寒暖差が激しい気候のため、高糖度の 良い にんにくができるという。

若い頃、屋台で酔っ払って、生のにんにくを ガリガリ食べたことがあり、口が痙攣するほど辛くて頭痛がし、酔いもさめてしまった経験がある。
田子町の にんにくは、極めて高い糖度が自慢だそうだが、 生で食べられるのだろうか。

写真を撮ろうと 冷蔵庫を開けてみたら、見事な にんにくが入っていた。
驚いたことに、その出荷元は 高知県香美市の商店、産地表示は青森県東北町と書いてあったのだ。
日本列島東北の端から、四国経由(?)で、はるばる西の端まで旅して来ていたのだ。
今晩、さっそく頂くことしよう。

 そこで一句
  にんにくで 浮気の虫が 騒ぎだし (快団爺)

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